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GIMA MISAKI
"Love Amulette" GIMA MISAKI
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俺たち兄弟と戦記の人-4
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俺たち兄弟と戦記の人-3
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俺たち兄弟と戦記の人-4
二人なのに三角関係……!? 後世に伝えたい、日本の史実をドキュメンタリーの肉声で。 硫黄島にペリリュー、アンガウルでの遺骨収集活動、神風特攻隊へのインタビュー記録。デザイン事務所を営む傍ら、戦記を執筆するライフワークで、自分の時間も取れない孤独な侍、戦記の人。 ネットの掲示板で、神風特攻隊のテープ起こしのアルバイトを見つけたびい。海外在住、コンセプトのアーティスト。既婚。芽が出ないドキュメンタリー記録のアートを紡ぐ傍ら、何かお役に立てたらと、匿名でよろず相談を解説する。小説監修・下読み、記事執筆だけでなく、悩み相談やストーカー、警察・弁護士案件、行方不明者の捜索。 そんな中、引き受けた特攻隊の仕事が、以前から、読んでいたブログ主からの依頼で驚く。淡々とネットの中のやり取りだけの仕事も無事終わって、2年が経って……。 物語は突然に始まる。桜の季節。 雑談など一切ない仕事一本の戦記の人との二人の奇妙な共通点が明らかに。会ったこともない相手との純愛は、奇妙なことの連続で。 ジャングルにいる、日本兵が見えます…… びいに降りているのは、岬。 「お前さあ、俺、戦記の人の体だったら、入れる気がするんだけど、あの人、今どうしてんのかなあ? 連絡してみれば?」 13回 N.A.Cビエンナーレ展(Maison de lA culuture du Japon à Paris) フランス・パリ 2019 6.27~7.11 出品作品 ドキュメンタリー・インスタレーション 現在進行形のドキュメンタリー記録 コンセプト+アクトのコンセプチュアル作品です。(この動画は54秒CM) ※事実そのままのために、課金しても不可思議なことを見たい人にのみ、公開していく予定です。また、読者や視聴者を巻き込み型のアートなので、関わる人が作品エピソードにどんどん反映となる可能性があります。匿名希望・参加希望しないなどがある場合は、ぜひ最初にお伝えください。 あくまで俺の視点から見た、真実が描かれます。表現の上で「ありのまま」を目指すため、念のため、18歳以下の方はご遠慮ください。もちろん、平等、公平を目指していますが、その点をご了承ください。 岬 次馬
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M
告白 〜 護り神 岬 次馬 GIMA MISAKI
ーーー2019年 4月。 あの子が生きていたら、きっと俺は言わなかった。告白。 亡くなったあの子と初めて話すことができて、俺とびいは夜中の3時から朝まで起きていた。ちょうど一週間、あの子は、もうこれで最後と言った。こっちの世界のことばかり考えたら、あなたたちのためにならないから、と。大したこと何もできなかった、ごめんと謝る俺たちに、最期まで頑張って生きて、と。 びいは俺を他の人に紹介したいと言って、グループ展や展覧会を俺に引き継いだ。私の代わりに岬くんが、と。その時はまさか俺が、ここまで何もかも、引き受けることになるとは思ってもみなかった。びいは本当に、もう消えるつもりで、俺に後のことを託したんだろうか。 2年書いていた小説。事実は小説より奇なりと言うけれど、まさにその通りになり、俺は戸惑っている。明日何が起こるのかさえ、俺にはわからない。パリ日本文化会館のグループ展は終わったけれど、無事に、と言えないかもしれなかった。俺は、びいの友達に連絡したけれど、びいが消えて、俺が残ると言うことについて、ポジティヴな意見をくれる人はいない中、俺は四面楚歌ながら、ま、そんなの関係ないかと今日を迎えている。だって、俺の意思じゃない。皆、まるで俺が乗っ取ったみたいに言うが、事実はそうじゃないから。俺は何かを伝えようとして、You Tubeに初めて来て、今まで書いていた記録を映像記録に変えた。いつか誰かが、分析してくれるだろう。俺はいつだって、ベストを尽くしてるつもりだから。 岬 次馬 GIMA MISAKI 2019年 7月15日 〜〜〜 www.gima-misaki.com 〜〜〜 護り神 LOVE AMULETTE GIMA MISAKI 岬 次馬 告白 〜 愛しきひとへ この朝の 小鳥のさえずり 明るい 太陽の下で 始まる今日の1日 新しい1日 そうやって積み重ねていく 一つ一つ 大切にして 全ての小さな瞬間に 僕は思いを込める あなたを 愛していると あなたの世界が しあわせに 光り輝くように 愛している、と 言わせてください 聞こえなくていい 届かなくていい 知らなくていい 僕の望みは 光になること あなたを導く 光になります 白く砕ける 波間の 光のように いつも寄せては返す 白い 踊る光のように 愛しています 愛しています ただ そう 繰り返すだけ 光の音が 聞こえますか 僕の 声 いつか 手を繋ぎたい 好きだと言いたい 消えていくことば 儚い言葉 深呼吸するように 流れて 消えていく言葉 僕が 一つ一つを 大切にしているのは 他の人に見えない 光の粒子 そこに 愛を込めるから 長い長い時間をかけて 僕が生きる時間 あなたと違う時空 いつか届く 僕は信じてます こんなに隔たりがあっても いつか 僕たちの世界が地続きになる時 きっと あなたを 抱きしめる それまでは ただ 僕は光でいるだけで そうして消えていく言葉 ただ抱きしめているだけ あなたに届きますか この言葉 届きますか ただ 朝の光 ただ 夜の星の光 僕はそんな風に いつも君のそばにいて それから それから 風になり 君の髪を撫で 君の頬に唇を寄せる 明るい光 光の中で 君がふと微笑むような時 僕はそれだけで 僕はこんな風に生きて良かったと 常に あなたの その 優しい 甘い 甘い 甘い香りを 僕はつかむことができない あなたに好きだと ささやくことも できない それでいい 僕らの世界は違うから ただ ただ 長い月日が経つのを 待って 長い月日が経つのを待って あなたの手を取って あなたの手を引いて いつかいつか抱きしめることができる この想いがいつか届く 僕はそのことを知っています 君を愛し続ける 何度も 何度も死んで それから また 生きて こんなに遠く 離れてるけど 僕はいつも 君だけを見ていた 光の中で 光の中で笑って それから 君の記憶が途切れても 君が僕のことを忘れても この愛は消えない 僕が愛そのものだから 手を繋いで 手を取って抱きしめて 光になって 君を照らす いつかまた会えるから いつかまた会える 18.April.2019. === 即興詩 最初で最後かもしれない、真面目な俺の告白。 14歳の俺だからね。(苦笑) 正直、こっぱずかしいです。(いま改めてアップロードするために聞いた。) ヘッドフォン推奨で。 〜 Inprovisation poetry recording It's my first and end for my Love. I was 14years old. I am feeling so embarrassed now for to hear it ... I am not so pure anymore....haha. GIMA MISAKI www.gima-misaki.com 15.July.2019
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From Nowhere ~GIMA MISAKI
From Nowhere --- アテナイから 舞台はフランス、パリ郊外。海外で一旗揚げてやろうと日本から出た俺はアメリカで出会ったBとコンビを組んで、面白おかしい冒険の日々。2年前の屋敷の購入が、まさかこんな事態になっていくとは。小さいながら、まるでアンティークの宝石のように鈍い光りを放ち、人を寄せ付けない築250年の屋敷。ここに魅入られ、購入を即決したBと俺の運命の歯車が大きく狂い始める。 売主は共有部分のゲートを挟み、母屋に住む83歳のムッシュー。できるだけこのまま、離れを保存してくれる人という条件での購入だったが、自分の家と庭なのに、蔦ひとつ切れないとは。庭は今まで通り、こちらの庭師に手入れさせて欲しいという条件だったが、住んでみれば、劇場さながら、母屋に向かって建てられた死角が全くない「舞台のように母屋から丸見えの家屋」だった。 好きなものを集めたい。庭にアトリエを建て、制作し、新しい芸術の社交場、サロンにしたい。ゆくゆくは一般公開して、面白いディスカッションができるような場所にしたい、「コンセプト+ACT」という俺が作った新しいアートのジャンルを主軸にした「私設美術館」の開館という俺の野望があったのだが……実際は、庭に洗濯物を干すどころか、蔦ひとつ切ることができない。爺さんがご丁寧に手紙で即座に抗議を送ってくる。遊びに来た友人さえも、「あなたはどちら様?」とお掃除のお手伝いさんが偵察に来るような日々に孤独が深まって。 天涯孤独の金持ち爺さん故、Bは言いなり状態に。近隣とは没交渉の気難しい爺さんは、元アンティークディーラー。美術品に囲まれて生活し、わがままな犬を怒鳴る金切り声が、毎日離れのここまで響いてくる。だが、爺さんが見せてくれた写真から、少年時代の爺さんは「天使のような美少年」と知り……。さぞや美しかった頃は甘やかされて、ここまで来たのだと思うと、家からの援助でここまで来た俺には、他人事に思えなかった。 離れに住まわされた執事か召使いのような日々。ムッシューのせいで俺たちの間には常に喧嘩が絶えない。爺さんは元4スターホテルのマネージャーで洗練されたBだけ取り込みたい、外国人の俺は邪魔者。性格の曲がった小型犬にまで馬鹿にされ、噛まれ、仕事の激務と難しい近所づきあいにナーバスになっているBからのモラハラ暴力、左脇腹の重い痛みに悩まされ、家からほとんど出なくなった俺は、Jさん夫妻からもらった金魚だけが、俺の心の拠り所という、情けない状態に。人生最大のピンチかもしれない俺、さらに、実家の会社の社屋取りつぶし、援助の打ち切りという崖っぷちに立たされる。Bとのコンビを解消し、一人暮らしに戻ろうにも、他国と違い仕事が見つけられなかった俺は日本に帰るしかない。二人で購入した屋敷の頭金はこちらが出しているにもかかわらず、帰っていいよと言うB、こんなやつじゃなかったが、Bの豹変ぶりはそれだけではなかった。まるでこの家とセットになった悪魔の仕業かと思う俺は、引越しも視野にいれて、高校の同級生たちに相談する。禅的な空気を持つ弁護士、こっちに住んでる医者、海外留学から戻った大学教授と、優秀な友人たちは、昔と変わることなく、俺を温かく応援してくれて、心機一転、もう一度、海外での「仕切り直し」を決心する俺。 まだ若い庭師のヨアキンの死をきっかけに、召使と庭師しか家族のいない爺さんの態度が軟化する。毎週末、食事に招待され、美術館とレストラン、クリスティーズにサザビーズ、アートフェアへと車椅子になった爺さんのお供をするまでのミラクルが起こった。 一方、毎日この記録をアートとして残す文章記録の「パラレル・ワールド」の中に住む俺は、進学校を成績不振でクビになりそうになった春休み、海外のおばさんちに身を寄せることに。びいのことを「おばさん」と呼ぶと怒るから、以後はそう呼ばない。びいが開けっ放しにしていた仕事用のノートパソコンで、うさぎちゃんを見つけた高校生の俺は、思わず書き込む。 「あの、えろチャットもオッケーですか?」 びいに見つかって後で、こっぴどく叱られる俺。うさぎちゃんは、看護婦さん。「なんでも愚痴聞きます、彼女になります」とサービス内容にそう書いてあった。 「いいですよ、なんでもオッケーです、気にせず何でも話してくださいね♡」と嬉しい返事をもらったにもかかわらず、迷う俺。よく考えたら、このまま購入したら、びいの口座からお金が引き落ちる。たかだか500円、1000円だけど、当たり前だけど、それはまずい。かといって、本当のことを言うわけにもいかないし。 逡巡する間もなく、あっという間に見つかって、「なんて事してくれるの!」と、怒られる俺。うさぎちゃんに平謝りに謝るびい。「勝手に親戚の子が、目を離した隙に、変なこと、書き込んじゃってすいません」と。 別に俺、自分で課金すればよかったのかもしれないけど、銀行口座と連動したデバイス、今、持ってないし。って言うか、デジタル・デトックスで、全部取り上げられてたから。「落ち込んだ俺、えろチャットに救いを見出す」って、我ながら馬鹿みたいだな、とは思ったんだけど、うさぎちゃんの写真が、なんとも言えず淋しそうだったから。これから塾に行く小6みたい。大人には見えない、あの写真。うさぎちゃんは自分の写真だと言ったけど、昔の写真なのかな。心を捉えて離さない。 そういや、それより俺、高校どうしよう。崖っぷち。……畜生。俺より成績が悪かったやつでも通ったのに、要領悪い俺。文系の俺は、どうせ受験に要らない理系科目を舐めていた。化学も物理も、どうせ一年で終わりだから、と。実はそれだけじゃなく、結構、必死でスパートしたが、時すでに遅しというやつだった。全力でやったが、仕方ないと思ったが、俺の中ではわだかまりが残った。そんなこと、この4月まで、気づかなかったんだが。 気がつけば俺、別の世界にいて、その世界ではもう、俺は大人になってた。大学も卒業してて、なんというか、海外で一旗揚げてやろうと、会社を辞めて、あちこち転々として。アメリカで出会ったBと組んで、何かとんでもない「適当に穀潰しな日々」を気がつけば送ってた。真面目なBと共同生活しながら、俺、兄貴に援助されて、家の金を突っ込みながら、全然成功のアテのない芸術を追いかけて。 1996年にギリシャで出会った、あの子の生まれ変わりみたいな写真家の子が「あなたを信じて」と手紙くれた言葉通りに、自分と自分の成功を信じた。でも、あとちょっとというところで、挫折して……結構、俺にしては、全力で頑張った。でも届かなかった。パリから都落ちして他国へ流れ。流れに流れ、また舞い戻った俺たちは、今度こそ、リベンジしてやる、と……。自分の作品をまとめて遺しておきたい俺は「自宅美術館プロジェクト」に全てを賭けた。 〜〜〜 web小説でそんな俺の日々を書いていたけど、時間がいくらあっても足りないから、映像で置き換えることにした。 口述なら一発録画で疲れないから。俺、書いたもの読み返さない主義なんだよ。推敲しない。推敲すると、わけわからない事態に必ずなるから。 俺の最期のリベンジが始まった。 岬 次馬 Gima Misaki www.gima-misaki.com
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