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GIMA MISAKI
無償の愛を
「愛に溢れた素直な気持ちで生きる」というのは難しいですよね。
つくづくそう感じました。
誰かを愛し、「どうしても欲しい」と願うと、そういうふうには、いられない。「手に入れたい気持ち」が不毛なのは、人でも物でも同じ。手に入れた側から、滑り落ちてゆくから。
だから、「誰かから求められて、自分が愛情をかけてあげる」立場なら、と。
俺も寂しい。愛されたい。
だけど、俺と同じように、寂しい、愛されたいという人に、愛情をかけてあげられたら。何も返ってこなくとも、自分が必要とされることで、満たされることに気づきました。
誰かに必要とされることは案外、難しい。
今の俺の立場、自分は満足です。俺がいなきゃ、全て立ちいかない。
愛情をかけてあげたい。俺は、何も持ってないけど。
自立のチャンスを奪うのでなく、俺なしでも自立できるように。
俺は幸い、物理的な世界に縛られない。この立場は辛いけど、なんとも思わない。
もともと俺は無だった。そんな自分が、愛を携えるとは。
岬
2019年7月18日
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